ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
Konzerthaus Kammerorchester Berlin
『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』の母体であるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団/Konzerthausorchester Berlin(旧称ベルリン交響楽団/Berliner Sinfonie-Orchester)は、楽都ベルリンのコンツェルトハウス(旧シャウシュピールハウス)を本拠地に1952年設立の旧東ドイツを代表する伝統ある名門オーケストラ。1960~1977年の間は名匠クルト・ザンデルリンクが首席指揮者を務めた。近年では2017年春にエリアフ・インバル指揮で来日。2008年にヴァイオリンの日下紗矢子が日本人初の第1コンサートマスターに就任、短期間のうちに団員の厚い信頼と支持を得て、翌2009年に日下紗矢子をリーダーとして『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』が結成された。ベルリンでの旗揚げ公演は大成功を収め、以降も常に意欲的なプログラムを取り上げながら着実にその評価を高め、チェロの巨匠ミッシャ・マイスキーとの共演、ヴァイオリン奏者ダニエル・ホープとのドイツ・グラモフォンでのCD録音(2013年独エコー賞受賞)など急速に活動の場を広げている。現在、本拠地コンツェルトハウスで年3~4回の定期演奏会を行うほか国内外への招聘も相次いでいる。2012年よりベルリンのb-sharpよりCDを続々リリースし、2015年「バルトーク&ピアソラ集」および、2019年「グリーグ&シベリウス」はレコード芸術誌上で特選盤に選出された。2013年初来日、精緻かつ躍動感あふれるアンサンブルと美しい響きで絶賛を博した。2015年の来日公演ではNHKが収録し、BS「クラシック倶楽部」、FM「ベスト オブ クラシック」、Eテレ「クラシック・ハイライト2015」、同「クラシック音楽館」等でオンエアされた。その後も2017年、2019年(結成10周年)と来日公演を重ね、聴衆・評論家らを大いに魅了した。充実した活動は内外で高く評価され、今後もその活躍から目が離せない室内オーケストラである。
■2017年度
2017年9月16日~9月23日 ※終了しました