Quatuor Ébène

エベーヌ弦楽四重奏団

   世界の室内楽シーンをリードする現代最高峰のカルテット

【プロフィール】

(C)Julien Mignot

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エベーヌ弦楽四重奏団
Quatuor Ébène

ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
Pierre Colombet, violin
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
Gabriel Le Magadure, violin
マリー・シレム(ヴィオラ)
Marie Chilemme, viola
岡本侑也(チェロ)
Yuya Okamoto, cello


この4人の新世代フランス人音楽家は別格であり、今日の世界の室内楽シーンでおそらく最も創造的なアンサンブルである。大きな成功をもって聴衆を魅了し続け、室内楽ジャンルの熱心なファンに変えた。彼らのパフォーマンスは極めて説得力があり、ステージ上の存在感はカリスマ的でさえある。エベーヌ弦楽四重奏団は、パリでイザイ弦楽四重奏団に学んだ他、ガボール・タカーチ、エバーハルト・フェルツ、ジェルジ・クルタークなど優れた音楽家の下で研鑽を積んだ。2004年ARDミュンヘン国際コンクール優勝(合わせて5つの特別賞を受賞)、2005年にはフォルベルグ・シュナイダー財団よりベルモント賞を贈られ、同財団の援助により個人所有の貴重なイタリア製の楽器がメンバーに貸与された。(加えて現在は、ベアーズ国際ヴァイオリン協会よりピエール・コロンベにストラディヴァリのヴァイオリン1717年 ”Piatti”、ガブリエル・ル・マガデュールにはピエトロ・グァルネリのヴァイオリンを貸与、ストラディバリ財団ハビスロイティンガーよりマリー・シレムにストラディヴァリのヴィオラ1734年 ”Gibson”などが貸与されている)2006年英BBCの「新世代アーティスト」に選ばれ注目を集め、2007年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。ボルレッティ・ブイトーニ財団の支援によりハイドン作品による1枚目のライブ録音CDおよびバルトーク作品による同2枚目をリリースし絶賛された。2009年Virgin Classicsと契約。ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ作品によるCDは独ECHO-KLASSIK「最優秀室内楽レコード賞」、仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック「ショック賞」、英グラモフォン誌「年間最優秀レコード賞」等々多くの権威ある賞を受賞し彼らを一躍トップ・アーティストの座へと押し上げた。2010年ナタリー・デセイ、ステイシー・ケント等々の豪華ゲストを迎えたジャズ、ポップス、映画音楽によるCD『フィクション』が一大センセーションを巻き起こし、2011年に再び独ECHO-KLASSIK受賞を果たした。同年、パリにおけるライブ演奏を収めたDVD『フィクション』をリリース、また初の本格的日本ツアーとなる待望の来日公演が行われ各地で絶賛された。2013年にはメンデルスゾーン作品によるCD(「BBCミュージック・マガジン賞」受賞)リリース、2014年にリリースしたジャズ&クロスオーヴァー第2弾CD『ブラジル!』は、2015年3度目の受賞となる独ECHO-KLASSIK 「Ensemble/Orchestra of the Year」賞を獲得。2015-2016年シーズンは、フィリップ・ジャルスキーとの共演によるフランス歌曲集(BBCミュージック・マガジン賞)、マティアス・ゲルネやゴーティエ・カピュソンとの共演によるシューベルト集をリリース、また、2017年には、クラシックからジャズ、映画音楽までジャンルを超えた活躍が異彩を放つフランスのクラリネット奏者ミシェル・ポルタルとの共演により、エベーヌ各メンバーのオリジナル曲も収めた『エターナル・ストーリーズ』を発表。2019年にはフランクフルト音楽賞を史上初のアンサンブルとして受賞。

これまでウィグモア・ホール、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、カーネギー・ホール等の権威ある音楽ホール、ヴェルビエ、エディンバラ、ルツェルン、ザルツブルク等の著名音楽祭にも頻繁に招かれている。また、内田光子、メナヘム・プレスラー(90歳誕生日記念パリ公演のライブCD&DVDは大きな話題を呼んだ)等の巨匠らとも度々共演している。
カルテット創立20周年とベートーヴェン生誕250年記念イヤーとなる2020年に向けたプロジェクト≪ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド≫をテーマに、2019年4月から2020年1月にかけてヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、オセアニア、アジアを回るワールドツアーを敢行、各ツアーの最終公演をライブ収録した『ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集CD(7枚組)』が2020年5月にリリースされ絶賛された。2021年10月、アントワン・タメスティ、ニコラ・アルトシュテットとの共演によるCD『ラウンド・ミッドナイト』をリリース(英「グラモフォン・アワード2022」室内楽部門受賞)。同年11月には、フィルハーモニー・ド・パリで2020年に収録した『ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲DVD(6枚組)』をリリース。2023年3月にリリースしたCD『モーツァルト弦楽五重奏曲K.515&516(共演:アントワン・タメスティ)』は英「グラモフォン・アワード2023」室内楽部門受賞するなど、意欲的なCDを続々リリースしている。2024年6月には電子音響アーティスト、グザヴィエ・トリボレとの新プロジェクト「Waves」が計画されている。2021-2022シーズンよりミュンヘン音楽大学で弦楽四重奏クラスの指導を始めるなど後進の育成にも力を注いでいる。2024年1月、創立メンバーとして25年間活動を共にしたラファエル・メルランに代わり、ソリストとして活躍を続ける気鋭のチェロ奏者、岡本侑也の加入が発表された。(2024年1月31日現在)

エベーヌ弦楽四重奏団 オフィシャル・サイト

●最新録音CD(ワーナーミュージック・ジャパン)

【オンエア情報】

「エベーヌ弦楽四重奏団」ヴェルビエ音楽祭2022より~
放送日 2022年10月20日(木)午後7:30~9:10
番組名 NHK-FM「ベストオブクラシック」
    (収録日:2022年7/26ヴェルビエ教会、スイス)

「エベーヌ弦楽四重奏団」シュヴェツィンゲン音楽祭(4)
放送日 2021年4月23日(金)午後7:30~9:10
番組名 NHK-FM「ベストオブクラシック」
    (収録日:2020年10/26モーツァルト・ザール、シュヴェツィンゲン城)

【招聘期間】

2024年度
2025年3月26日~3月30日予定

2022年度
2022年6月16日~6月18日 ※終了しました

■2019年度
2019年7月13日~7月16日 ※終了しました

■2017年度
2017年10月6日~10月16日 ※終了しました

【動画】

YouTube動画♬ 2018年6月21日Fête de la muisique 音楽祭より「T.モンク:ラウンド・ミッドナイト~ E.ガーナー:ミスティ」

YouTube動画♬ 2018年8月Festival Wissembourgより「ベートーヴェン第9番op.59-3より第4楽章」